デザイナーマッチングからヒット製品「ぬかだる」が誕生|ゴトウ容器

デザイナーマッチングからヒット製品「ぬかだる」が誕生|ゴトウ容器 支援事例
デザイナーマッチングからヒット製品「ぬかだる」が誕生|ゴトウ容器

このページでは、こまき新産業振興センターが行った市内事業者様のデジタル化支援の事例を紹介しています。

第三回目は、小牧市小木東に営業本部を構える株式会社ゴトウ容器様(以下、ゴトウ容器)の商品開発に関する支援事例となります。
ゴトウ容器は、プラスチック製品や木樽の製造販売を行う事業者様です。
2023年に、こまき新産業振興センターのワークショップに参加したことを機に生まれたぬか漬け用の樽である「ぬかだる」が、クラウドファンティングサイト「Makuakeマクアケ」で、目標額に対して売上4000%を達成。

製品企画から販売までの経緯を後藤朝公とものり代表取締役社長と、今回の製品開発担当者である営業三課の後藤文彰氏にインタビューを行いました。

木製容器、具体的には木樽を製造してきた技術や知見を拡張させ、新しい製品とマーケットへ踏み出した事例としてご参照ください。

  1. BtoCとネット販売の構想実現へワークショップに参加
    1. 「 近い将来に自社の新たな取組を」という思いから
  2. コロナ禍に新製品開発のプロジェクトを立ち上げる
    1. 「新しいことをやってみるか」
      1. 楽しみな反面、半信半疑の部分も
    2. 成果が上がるのか? 社内協議を重ねスタート
  3. マッチングしたデザイナーと製品の実現性を検討
    1. デザイナーの発案は自社と真逆のアイデア
      1. デザイナーが興味を持った素材は「木」
  4. デザイナーの熱意に押され糠漬け用樽の開発へ
    1. トレンドながらも目新しさに欠けるのでは?
    2. 保存容器に機能性を持たせる方向性に決まるも・・
    3. アイデアに技術が追いつかずプロジェクトに遅れ
  5. 試行錯誤から課題解決の技術にたどり着く
    1. 社長のアドバイスから試行錯誤を開始
    2. 導入したコーティング材でFDA認証の糠樽に
  6. 新製品「ぬかだる」が2日間で対目標4000%の売上
    1. テストマーケティング → 完売+部門売れ行き1位を獲得
  7. 腸活や現在の生活ニーズで受け入れられた
    1. 商品性が現代の暮らしにマッチ
      1. 味と利便性に好ましい感想をいただく
    2. 腸活はもとより糠漬け再開の契機にも
  8. 初めてのBtoCへ踏み出してみて
    1. デザイナーの視点と熱意に感謝
    2. BtoCは踏み出さないと何も始まらない
      1. 全て納品した上でぬかだるの新展開を図る
  9. こまき新産業振興センターの支援について
    1. 自社以外の視点とアイデアを
    2. ぬかだるのプロジェクトを機会に今後も活用

BtoCとネット販売の構想実現へワークショップに参加

後藤朝公社長

BtoCとネット販売の構想実現へワークショップに参加│ゴトウ容器 後藤朝公社長

ーーこまき新産業振興センターのワークショップに参加されたきっかけは。

「 近い将来に自社の新たな取組を」という思いから

 後藤朝公社長

私たちは、元々BtoBをメインに、企業向け製品などを造っている会社で、プラスチックのハンガーや化粧樽などが主な製品です。

近い将来、会社の新しい取り組みとして「一般の方向けのBtoC製品を作りたい」という希望と、「ネット販売で販路を広げたい」という思いを持っていました。

 後藤文彰氏

2022年の2月に、スキルアップの一環という考えで、こまき新産業振興センターさんから勧めていただいた全3回のワークショップ「小牧デザインイニシァティブ D2C(Direct to Consumer)ワークショップ」に参加しました。

その際は、新しいモノを作り出す際の進め方について、講師でデザイナーの星野泰漢先生からレクチャーがありました。このワークショップは3日間開催されました。

ゴトウ容器の後藤文彰氏が参加した2022年開催の”D2Cワークショップ~Lean Startup”

小牧デザインイニシァティブ「D2Cワークショップ 」
D2Cワークショップ~本気の挑戦者募集 Lean Startup ※開催終了小牧デザインイニシァティブ「D2Cワークショップ」~本気の挑戦者募集 Lean Startup(リーンスタートアップ)~開催概要D2C(Direct to Cons...

しかし実を言うと、その時点ではピンとこなかったんです。

その後また、星野先生が関わる「AICHI DESIGN VISIONアイチ デザイン ビジョン」というプロジェクトへの参加を、こまき新産業振興センターさんから勧めていただきました。

コロナ禍に新製品開発のプロジェクトを立ち上げる

ーー「AICHI DESIGN VISION」のプロジェクトは、愛知県のモノづくり企業と、その企業の技術に惹かれ想いに共感したデザイナーとマッチングして、コロナ禍の時期に立ち上げました。

約10か月間のオンラインを交えた打ち合わせにより新製品を開発し、販売までをサポート受けられるというものです。どのようなお考えで参加されましたか。

「新しいことをやってみるか」

 後藤朝公社長

新製品の開発にあたり、デザイナーや第三者の意見が必要だというのは重々感じていました。今まで自分たちがBtoC製品を生み出すことができていないということは、今いる業界の考えに縛られているからだろうと。

新しい知恵だったり、会社を違う側面から見てみたりということができなかったので、「新しいことをやってみるか」という思いでした。

楽しみな反面、半信半疑の部分も

どんなアイデアやデザインが出てくるのかと楽しみである一方で、費用もかかることですし、半信半疑の部分もありました。

乾燥させてぬかだるに使用する木材|杉の端材を使っているため長さが違う

乾燥させてぬかだるに使用する木材|杉の端材を使っているため長さが違う

30歳になったばかりの若いデザイナーさん2名が、自分たちとマッチングしてはみたものの「実際のところどうなるだろうか」という思いはありました。

成果が上がるのか? 社内協議を重ねスタート

 後藤文彰氏

それまでは、デザイナーに依頼するという考えはありませんでした。

企画面であまりお金をかけたくないという思いもありましたし、費用をかけた分のリターンというか、成果が上がるのかというと、正直疑問なところがあったからです。

現場のトップである後藤康之専務が行っているのは端材をカーブ状に削る工程

現場のトップである後藤康之専務が行っているのは端材をカーブ状に削る工程

ですから当初は、「本当に大丈夫なのか。結局、お金だけ掛かって成果なしという形になるのでは」と心配で、社内で協議を重ねました。

マッチングしたデザイナーと製品の実現性を検討

ーー製品企画はどのように進められましたか。

マッチングしたデザイナーと製品の実現性を検討|デザイナーの三品拳大さん&鈴木僚さん

マッチングしたデザイナーと製品の実現性を検討|デザイナーの鈴木僚さんと三品拳大さん

デザイナーの発案は自社と真逆のアイデア

 後藤文彰氏

私たちゴトウ容器とマッチングしたのは鈴木僚さんと三品拳大さんという、プロダクトデザインなどを手掛ける若いデザイナーさんです。

お二人と仕事を進めるうちに、様々な気づきがありました。

約10カ月間で商品を開発しなければいけないので、月に一度は「AICHI DESIGN VISION」にエントリーした他の会社さんと一緒にオンラインで打ち合わせをして、そのほかに個別でも打ち合わせを重ねました。

デザイナーが興味を持った素材は「木」

私たちは、元々はプラスチックの成型で何か製品を造りたいと考えていたのですが、デザイナーさんが興味を持った材質は木でした。

デザイナーが興味を持った素材は「木」|縁に、組み合わせるための溝が掘られた木材

デザイナーが興味を持った素材は「木」|縁に、組み合わせるための溝が掘られた木材

想定とは真逆の「木の樽で何かやりたい」と言われて意外に感じました。確かに贈答用の木樽も製造してはいましたが・・。

デザイナーさんから提案されたアイデアは2つ。
「樽を使ったアウトドア用の燻製器」と、今回の「糠漬けの保存容器」でした。

デザイナーの熱意に押され糠漬け用樽の開発へ

デザイナーの熱意にほだされ糠漬け用樽の開発へ│溝が掘られた木材を接着して、鉄の輪に沿って並べる

デザイナーの熱意にほだされ糠漬け用樽の開発へ│溝が掘られた木材を接着して、鉄の輪に沿って並べる

ーーデザイナーさんから提案を聞いてどのように感じましたか。

トレンドながらも目新しさに欠けるのでは?

 後藤朝公社長

「糠漬けの木樽」という提案を聞いて、正直最初は「今さら、糠漬け用の樽か……」と思いました。

発酵食品はトレンドなので、アイデアはいいとしても、新人デザイナーが考える案としては目新しさがないな、と。

うちでも、糠を直接入れるものではありませんが、プラスチックの化粧樽で糠漬け用の容器を作っていましたから。

保存容器に機能性を持たせる方向性に決まるも・・

 後藤文彰氏

樽を使ったアウトドア用の燻製器の方は、安全性について試験をするにも多くの費用がかかるとが分かり断念しました。

デザイナーさんが大の糠漬け好きで、情熱があったということもあり、「糠漬けの保存容器に、何か機能を持たせてデザインしましょう」ということに決まりました。しかしながら、この計画がなかなか前に進みません。

仮輪を作り、縁の大きさを決める工程

仮輪を作り、縁の大きさを決める工程

プロジェクトとしてはかなり遅れ、一緒に始めた他社の製品が発売などの形になる頃でもこちらは全く形になっておらず、正直言って焦りました。

アイデアに技術が追いつかずプロジェクトに遅れ

ーー進行が遅れてしまった原因は何でしょうか。

 後藤文彰氏

デザイナーさんが求めるものに対して、技術が追いついていかなかったことでした。

「冷蔵庫で保存できる」という利便性とサイズ感がテーマでしたが、天然の木工製品なので、冷蔵庫に入れると乾燥して割れやすくなり、なかなか柔軟な対応ができません。何度もテストしましたが、うまくいきませんでした。

元々が、無理なことに挑戦していたともいえるので、途中でこの計画は頓挫するのではないかと思ったこともありました。中途半端なものを世間に出すくらいなら、いっそプロジェクトを止めようかと・・。

結果、発売までに1年半くらいかかりました。

試行錯誤から課題解決の技術にたどり着く

試行錯誤から課題解決の技術にたどり着く│たがをはめ込む工程

試行錯誤から課題解決の技術にたどり着く│たがをはめ込む工程

ーーどのように問題を乗り越えましたか。

社長のアドバイスから試行錯誤を開始

 後藤文彰氏

社長から「コーティング材によっては、乾燥が防げるのでは? これまでに使ってきた木材用のコーティング材のほか、ニカワやウルシも試してみよう」というアドバイスがあったんです。

それからは、いろいろなコーティング材を試しました。それでも思ったようにならなかったので、こまき新産業振興センターに相談しました。

導入したコーティング材でFDA認証の糠樽に

そこから「AICHI DESIGN VISION」の運営会社さんと繋いでもらうことができ、そこからの縁で木箱に使えるコーティング材を使用している会社さんを紹介してもらい、糠樽に使うコーティング材が決まりました。

並行して保健所に通い、このコーティング材が食品を直接入れる容器にも使えるというお墨付きをもらいました。FDA(アメリカ食品医薬品局)認証の証明書もあります。

これまで私たちが販売していたのは、化粧樽と呼ばれる容器パッケージでしたが、今回は人が口に入れる食品の直接の容れ物なので、安全性には特に配慮しました。

新製品「ぬかだる」が2日間で対目標4000%の売上

新製品「ぬかだる」が2日間で対目標4000%の売上│昔から伝わる「40樽を持ち運べる積み方」を実演してくれた朝公社長

新製品「ぬかだる」が2日間で対目標4000%の売上│昔から伝わる「40樽を持ち運べる積み方」を実演してくれた朝公社長

ーー完成した糠漬け用木樽は「ぬかだる」とネーミングされ、「AICHI DESIGN VISION」の一環として、2023年10月にクラウドファンティング「Makuake」で販売を開始。

2日間で完売するとともに目標金額に対し、売り上げ4000%という結果でした。

Makuake|水抜き不要・冷蔵庫保存OK。創業77年、老舗の木樽屋が作る簡単ぬか漬けセット!|Makuake(マクアケ)
長年漬物屋向けに木樽を卸していたゴトウ容器が、「おうちで手軽に」ぬか漬けができるぬか漬け樽を作りました。ぬか漬けは手軽に作れる発酵食品で、乳酸菌を多く含むためとても健康に良い料理です。仕込んで置いておくだけで食卓の一品が完成します。ぬか床は...

テストマーケティング → 完売+部門売れ行き1位を獲得

 後藤朝公社長

当初は「どのくらい買う人がいるのだろうか?」と、テストマーケティングのつもりもありました。また今後、ネット上に販路を広げるための第一歩として、世間の反応を見てみたいという気持ちでした。

6千円台の「ぬかだる」のほか、7千円台や8千円台で、取引先の糠床とのセットも用意しました。最初は売れ行きに期待をしていなかったので、販売目標金額は控えめにしました。

販売開始の日は休日だったので、自宅でネットをチェックしていたら、その売れ行きにびっくりしました。どんなに売れても200個がせいぜいかな・・と想定していたくらいですから。
しかし2日目に完売して600個以上が売れ、追加生産をかけることになりました。

2日目の「Makuake」の「グルメ部門」で、売れ行き1位も獲得できました。これはうれしかったですね。

腸活や現在の生活ニーズで受け入れられた

腸活や現在の生活ニーズで受け入れられた│手作業の梱包時にお礼のレターを同送

腸活や現在の生活ニーズで受け入れられた│手作業の梱包時にお礼のレターを同送

ーー「腸活」などで発酵食品が見直されているとはいえ、ここまで受け入れられた理由は何でしょう。

商品性が現代の暮らしにマッチ

 後藤朝公社長

ぬくもりを感じる木樽でありながら、冷蔵庫に入れられるサイズ感と利便性を併せ持った商品の性質が受け入れられたのでしょう。

また、ぬか床を冷蔵庫で管理することで発酵の速度を抑え、かき混ぜの回数が少なくなります。このあたりが忙しい現代人の暮らしにマッチして、重宝されている理由です。

商品性が現代の暮らしにマッチ│ぬかだるを前に話す後藤社長

開発製品 ぬかだるを前に話す後藤社長

木樽には水分を調整する力がありますから、頻繁に水抜きする必要がありません。それに、従来の糠漬けの容器は四角ですが、丸い樽は、味が均等に回るという利点があります。

味にも良い変化があるのかもしれないですね。自然の材質なので、糠の微生物とも相性がいいのではないかと思っています。

味と利便性に好ましい感想をいただく

実際に、「糠漬けの味がまろやかになっておいしくなった」という声や、利便性の面では「サイズ感がちょうどいい」や「出張が多いが、冷蔵庫に1週間入れたままにできるのでラク」などという好ましい感想をいただいています。

いずれにしても自分で手間をかけたものって、おいしいですよね。

腸活はもとより糠漬け再開の契機にも

 後藤文彰氏

購入されたお客さまは女性が大半です。元から「腸活」をしていて糠漬けに興味を持つ人のほかに「以前は糠漬けをしていたので、このぬかだるで再開したい」という人も多いようです。

デザイン性もあって、潜在的な需要を掘り起こすことができたのかもしれません。

初めてのBtoCへ踏み出してみて

初めてのBtoCへ踏み出してみて│出荷を待つゴトウ容器のぬかだる

初めてのBtoCへ踏み出してみて│出荷を待つゴトウ容器のぬかだる

ーー今回のぬかだる、初めてのBtoCプロジェクトを経て、現在の思いは。

デザイナーの視点と熱意に感謝

 後藤文彰氏

木の樽でぬか床を作り、冷蔵庫で保存するという使い方は、自分たちだけの考えでは勇気がなくてできません。

デザイナーさんの視点と熱意があってこそ生まれた製品だと感謝しています。

BtoCは踏み出さないと何も始まらない

 後藤朝公社長

まずは、一般の方向けの商品を世に出せたことが良かったと思います。BtoCに関しては、踏み出さないと何も始まらないと思っていましたから。

これを機に、BtoCに力を入れていきたいと思います。先日はフランスで味噌を作っている日本人の方から、大きな味噌樽の注文が入るなど、ビジネスに広がりを感じています。

全て納品した上でぬかだるの新展開を図る

一方で、クラウドファンティングは成功という形になりましたが、まだ全てを納品したわけではありません。気を引き締めて製造し、納品していきます。

今後はお客さまからのフィードバックの声も参考に、販売方法も含めて、ぬかだるの新展開を考えていきたいと思います。

こまき新産業振興センターの支援について

ゴトウ容器のぬかだるで作られた糠漬けの食卓イメージ
ゴトウ容器は樹脂製化粧桶も製造
別工場で製造する樹脂製ハンガーもゴトウ容器の重要な製品

ーーこまき新産業振興センターの支援には、どのような印象をお持ちですか。

自社以外の視点とアイデアを

 後藤文彰氏

私は今回の件で、何かあると駆け込み寺のように頼り、実際に駆け込んだり、電話で相談したりして支援していただきました。「どんなことでも、あそこに聞けば何か回答をくれるだろう」と信頼しています。

自分たちの従来の考えだけでは、頭打ちになってしまうところに、新しい取引先などのアイデアをいただき、助かりました。

ぬかだるのプロジェクトを機会に今後も活用

 後藤朝公社長

これまではこまき新産業振興センターさんの存在自体をあまり知らなくて、名前を書面などで見かける程度でした。今回のようなことがなければ、ここまで深く関わることはなかったと思います。

今は、「もっと早く相談すればよかった!」という気持ちです。今後は様々な機会に、どんどん活用させていただきます!

ゴトウ容器社屋前で撮影│後藤朝公社長(左)と後藤康之専務(右)

ゴトウ容器社屋前にて撮影│後藤朝公社長(左)と後藤康之専務(右)

 株式会社ゴトウ容器 会社所在地

〒485-0059 小牧市小木東3-105
TEL(0568)77-7786 FAX(0568)73-0184

 Webサイト URL
トップページ - 株式会社ゴトウ容器
木製・プラスチック製品ならゴトウ容器
 代表者

代表取締役社長 後藤 朝公

 【資本金】

3,200 万円


最後までお読みいただきありがとうございます。

こまき新産業振興センターでは、今回の株式会社ゴトウ容器様のような製品開発事例を少しでも多く生み出せるよう、日々支援業務に取り組んでおります。

ご意見、ご指摘をはじめデジタルマーケティング、デジタル技術の導入に関するお困りごとやちょっとしたサポートなどの必要性を感じられましたら、どのようなことでも結構です。
こまき新産業振興センターへご一報いただければ幸いです。

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