このページは、こまき新産業振興センターが行った令和5年度の市内企業様デジタル化支援の事例を紹介しています。
今回の記事では、令和5年度に小牧市が行った中小企業デジタル化支援補助金についての基本情報と、施策で採択された市内事業者様の導入事例を、順次紹介してまいります。
小牧市の中小企業デジタル化支援補助金とは
まず小牧市の中小企業デジタル化補助金がどのようなものか、かんたんにご紹介いたします。
令和5年度デジタル化支援補助金の概要
小牧市の令和5年度デジタル化支援補助金は、手作業や人力のみで行っていた作業・役務をデジタル化することにより生産性を向上させ、昨今のリソース不足に対応するとともに市内事業者様の課題解決の一助とすることを主眼に、施行されました。
小牧市内の事業所内の生産性向上に向け、以下のデジタル技術を導入する際に要する経費の一部を補助するものです。
AI(Artificial Intelligence:人工知能)
人間の知的能力をコンピュータ上で実現するざまざまな技術、ソフトウエア及びコンピュータシステム
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)
設備類をネットワーク環境に接続し、収集された情報を活用するもの、監視、保守、制御、分析等をおこなうもの
RPA(Robotic Process Automation:人的作業の自動化)
これまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作を、ソフトウエアまたはロボットにより自動化・自動処理するもの
クラウドサービス
インターネット経由での仮想化されたアプリケーションサーバ、データベースその他のアプリケーション実行用のプラットフォーム機能提供を行うサービスの使用
対象となる事業者
対象となるのは市内に事業所を有して事業を行う中小規模の事業者様で、市税滞納がなく、暴力団もしくは暴力団員と密接な関係を有するものでない方が対象となります。
補助対象となる経費
限度額300万円の範囲において補助対象経費の1/2で、100円未満は切り捨てとなります。
その他主な適用条件と細則
採択に際しては事業の着手前に申請が必要で、補助対象費が税抜100万円以上の場合、申請書提出時にこまき新産業振興センターへの確認書発行が必要となっています。
以下はその他の主な細則となります。
- 年度につき申請は1回限り
- 市内事業所にかかる経費が対象
- 年度内に完了する事業で支払いが完了した経費が対象
- リース料や利用料などは、契約開始日から1年間までに要する経費が対象(ただし、実績報告時に支払いが完了した分のみが補助対象)
こまき新産業振興センターが補助内容を確認
上記の前提に基づき、多くの市内事業者様から申請をいただきました。
この申請に対し100万円以上の補助額となった事案については、こまき新産業振興センターが内容の確認を行うとともに、検収を行っています。
その中から、すでに事業を実施して導入を終えた事業者様の事例をご紹介していきます。
採択された事業者の事例紹介
小牧市の中小企業デジタル化支援補助金についての基本情報をご覧いただけましたら、以下にご紹介する令和5年度の採択事業者様の事例をご覧いただければ幸甚です。
紹介させていただく事業者様についてはご了解をいただいた上で取材を行い、掲載させていただいております。
事業者名下にあるリンクボタンから具体的な導入事例をご確認いただけます。
株式会社ハチハチワークス様
有限会社T’S8様
株式会社新栄重機様
有限会社志村プレス工業所様
採択された事業者の事例について
ご紹介した導入事例については、取材時にはシステムが入って間もないことから、事業年度単位での効果は測るには至っていません。
しかしながらいずれの事業者様も即時的な効果も体験し、生産性向上や各種コストの低減につながるという手応えを口にされておられます。
年度も終わりに近づき、導入されたデジタル化事例も多くなっていくことと思います。
こまき新産業振興センターでは、公開のご了解をいただいた事業者様の令和5年度デジタル化支援補助金の事例について、順次ご紹介させていただく予定でおります。
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